

確かにビットコインは値動きが激しいので、その値動きを利用して投機的に大きな利益を狙うこともできます。
しかし、そのような投資をしても素人が利益を得られる保証はなく、逆に大きな損をする危険もあります。

Contents
ビットコイン積立とは
ビットコインの積立投資は、Zaifのコイン積立で始めることができます。
Zaifのコイン積立では、ビットコイン(BTC)だけではなくて、イーサリアム(ETH)、モナコイン(MONA)、ネム(XEM)も積立投資ができます。
積立額は、毎月それぞれの通貨について1000円以上1000円単位です。
Zaifのコイン積立では毎月決めた額を銀行口座から引き落とし、その金額を日割りにして毎日一定額を購入します。
例えば、ビットコインを毎月1万円積み立てる設定にすると、毎月10日から翌月9日までの間、毎日約333円分のビットコインの購入を続けます。
こうしてビットコインの値動きを気にすることなく、毎月1000円という少額からコツコツとビットコイン投資を続けることができるのがビットコイン積立です。
ビットコイン積立のデメリット

一度に大きな利益は狙えない
ビットコイン積立は、少ない金額でも毎月コツコツ積み立てる投資法です。
このような積み立て投資は、リスクを抑えながら時間をかけてじっくりと資産を増やすことを目的としています。
そのため、一度に大きな利益を得られるわけではありません。
したがって、一度に大きな利益を狙いたい方には、ビットコイン積立は向いていません。
一度に大きな利益を狙いたい場合は、ビットコインの激しい値動きを利用して証拠金取引でレバレッジを効かせたハイリスクな取引をする方が良いかもしれません。
「かもしれません」と言うのは、ハイリスクな取引をしても利益が得られるとは限らないということです。


相場が下がり続けると儲からない
ビットコイン積立のような長期間コツコツ積み立てる投資法は、短期的には相場が上下動を繰り返しながら長期的には右肩上がりのときに一番効果を発揮します。
しかし、逆に、相場が下がり続けてしまうと、儲からないばかりか損失が膨らんでしまうことにもなりかねません。
そうすると、利益が出るには相場が反転して上昇するのを待たなければならず、長い時間がかかる可能性もあります。
しかし、相場が下がっているからといって、悪いことばかりではありません。
安いところでより多くのビットコインを買えるチャンスと考えることもできます。
「ビットコインが安く変えてラッキー!」と思えるくらいの余裕資金でビットコイン積立をすれば、相場の下落を過度に恐れたり心配したりする必要はないでしょう。
始めるまでに時間がかかる
ビットコイン積立を扱っている仮想通貨取引所は、今のところZaifだけです。
Zaifでビットコイン積立を申し込みは毎月10日で締め切られ、締め切りまでに申し込んだ場合には翌月10日から積立が始まります。
申込みが10日を過ぎてしまうと、翌々月の10日からの積立開始となります。
つまり、積立が始まるのは、早くても1ヶ月先、下手をすると2ヶ月も先になってしまいます。
ビットコインが大きく値上がりしているときに1ヶ月も2ヶ月も待つのは、ちょっとツライものがあるかもしれません。
でも、値動きや感情に左右されずにコツコツ続けるのがビットコイン積立の基本なので、そういうものと割り切って、長い目で見て将来の大きな利益を期待しましょう。
ビットコイン積立のメリット

少額から始められる
Zaifのコイン積立は、毎月1000円から始めることができます。

ビットコインなどの仮想通貨は、役割や評価が定まっているものではありません。
今は投機対象の面が強く激しく値動きをしながら価格が上昇していますが、これが将来反転して値下がりするリスクもあります。
そのため、生活に必要な資金をビットコイン投資に使うことはオススメできません。
ですが、ビットコイン積立は毎月1000円からできるので、誰でも生活に影響のない資金で無理のない金額からビットコイン投資を始めることができます。
ドルコスト平均法で値動きに左右されずに投資できる
ビットコインのように値動きがあるものを、毎月一定額を購入し続ける投資法を「ドルコスト平均法」といいます。

1BTCが1万円のとき、5000円のとき、1万5000円のときに、それぞれ1万円ずつ購入すると、平均購入単価はいくらになるでしょうか?
わかりやすく小数点以下3桁までで計算しますと、下の表のように購入金額3万円で3.666BTCを購入したことになります。
1万円での購入数量 | |
1BTCが1万円 | 1BTC |
1BTCが5000円 | 2BTC |
1BTCが1万5000円 | 0.666BTC |
合計購入数量 | 3.666BTC |
平均購入単価は、3万円÷3.666BTC=8183円です。
この設定だと何となく平均単価は1万円と直感的に思ってしまいそうですが、高いところでは少なく買い、安いところで多く買えているので、結果的に平均購入単価は安くなります。

ビットコイン積み立ての実例
平成29年11月10日から12月9日までの積み立ての結果です。
この間、ビットコインの相場は、下のチャートのように80万円台から一旦60万円台に下がり、そこから上がり続けて100万円を突破し、あれよあれよという間に200万円も突破、そこから少し下げて170万円程度になりました。

BitFlyerから引用
ビットコインの平均購入単価はいくら位でしょうか?
この間、1万円でビットコインを積み立てた結果が次のとおりです。
1万円で購入したのが、0.01004308BTCです。
平均購入単価は、10000÷0.01004308=995,710円となります。
これだけの値動きの中、購入単価は100万円よりかなり上の金額になると思っていましたが、実際には100万円以下でした。
安いときに多く、高いときに少なく買うので、結果として平均購入単価は低く抑えることができるんですね。
これがドルコスト平均法のメリットです。
そのため、長期的にビットコイン投資をするつもりで始めれば、一時的にビットコインが下落したときも多くのビットコインを買うことができるので、相場の下落を落ち着いて見ていることができます。
ただし、ドルコスト平均法による積立投資は、長い目で見て継続することが大切です。
ビットコインの値動きに左右されて、相場が下落しているときに途中で積立を止めたりしないようにしましょう。
ビットコイン積立は、ビットコインの将来性に魅力を感じて毎月少額でも長期に渡って投資したいという方にはオススメの投資法です。
自分で判断不要ほったらかしで投資できる
投資は安く買って高く売るのが基本となります。
しかし、いざ投資しようとすると感情のコントロールは非常に難しく、それが判断を狂わせてしまいます。
例えば自分の判断で買おうとすると「もっと値下がりして安くなるんじゃないか」「もう少し安いところで買おう」と思っている間に値下がりせずに買い損ねてしまったり、その逆に値上がりしているところを慌てて買ってしまい、その後で値下がりして損したりといったことが起こりがちです。
しかし、Zaifのコイン積立は、あらかじめ決めた毎月の投資金額を日割りにして、毎日自動で一定額のビットコインを購入するので、自分の判断や感情をはさむことなくビットコイン投資ができます。
それこそほったらかしでビットコインに投資できるのが魅力です。
まとめ
ビットコイン積立にはデメリットもありますが、少額から始められて、長期的には購入単価を低く抑えられ、ほったらしで自動的に投資できるというメリットもあります。
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